2026.04.03商品知識
飲食店の電飾メニュー看板・ポスターをインクジェットで自作することをおすすめする理由。印刷メディア専門通販店スタッフが解説。

こんにちは。ペーパーアンドグッズです。
物価高騰が続く昨今、どこの業界でも家庭でもコスト削減は喫緊の課題ですね。
店舗数が多くなく、同じメニューやポスターを大量に必要としない飲食店さんが印刷専門業者さんに発注する場合、
1枚あたりの単価はどうしても高くなってしまうこともあるかと思います。
実は、家庭用のインクジェットプリンターで、簡単に、そしてキレイにメニューやポスターを作ることができます。
ペーパーアンドグッズでは、耐水性のある素材の商品も多くラインナップしていますが、
バックライトフィルム(電飾用乳白半透明フィルム) を使用すると、
飲食店ならではのお店の世界観を目立たせたり、
フードやドリンクのシズル感をプラスして演出できるメニューやポスターを簡単に作ることができます。
自分で印刷できるので、差し替えも簡単です。

1. 電飾メニュー・ポスターをインクジェットで自作するメリット
(1) 視認性・訴求力をあげることができる
●夜間や店内照度が低い環境では、バックライトで光るメニューは通常の紙メニューや黒板に比べて視認性が高く、
直感的に伝わりやすくなります。
・「何があるのか」
・「いくらなのか」
・「どんな見た目のものなのか」
●LEDパネルと乳白の電飾用フィルムを組み合わせることで、光が面全体に柔らかく拡散し、料理写真の色味がきれいに見え、シズル感を伝えることができるのも利点です。
(2) 自作なら「差し替えの自由度」が段違い!
●「今日のおすすめ」「季節限定メニュー」「イベントメニュー」など、
小まめに内容を変えたい飲食店ほど、自作のメリットが大きいです。
●外注だと差し替えのたびに数千〜数万円+数日の納期がかかるのに対し、
インクジェット+バックライトフィルムなら、当日中に (数分~数時間で) 差し替えデザインを出力できます。
(3) コスト面の優位性
図1のモデルでは、A3程度の電飾メニュー1枚を作る際の概算コストを次のように比較しました。
●インクジェット自作: 約500円/枚
(バックライトフィルム+インク代+ラフな電気代等を含む目安)
●ネット印刷: 約1,500円/枚
●看板業者への依頼: 約8,000円/枚(デザイン料・加工費込みのイメージ)
このように、自作はネット印刷の約1/3、看板業者の約1/10程度のコストに収まりやすく、差し替えの頻度が高いほど総コスト差は大きくなります。
※上記金額は、説明のためのモデルケースであり、実際の価格を保証するものではありません。
2. 電飾メニュー自作に適したバックライトフィルムとは
Paper & Goods のバックライトフィルムは、以下のような仕様です。
●水性インクジェット対応
●カット判(A4・A3・A3ノビ・A2)
●乳白色・半透明のPETフィルム
●代表的な厚み: 130μm
これにより、一般的な事務用プリンタやA3インクジェット複合機でも次のような使い方が可能になります。
(1) カット判タイプ(A4/A3/A2)の乳白PETフィルム
水性インクジェット用の現行商品例:
● インクジェット用 バックライトフィルム マット 表印刷タイプ 130um A4 40枚
● インクジェット用 バックライトフィルム マット 表印刷タイプ 130um A3 20枚
● インクジェット用 バックライトフィルム マット 表印刷タイプ 130um A3ノビ 20枚
● インクジェット用 バックライトフィルム マット 表印刷タイプ 130um A2 20枚
メリット
● 一般的なA4/A3サイズで、インクジェットプリンタで使用できる。
● 130μm厚のPETでコシがありつつ、家庭用プリンタにも通しやすい厚み。
● シート単位なので、小ロット〜中ロットの飲食店メニューに最適。
(2) ロールタイプ(大判プリンタ向け)の乳白PETフィルム
● IJ用バックライトフィルム 電飾用PETフィルム 130um 610mm×30M 1本 SEY-130FPP
● IJ用バックライトフィルム 電飾用PETフィルム 130um 432mm×30M 1本 SEY-130FPP
メリット
● 大判インクジェットプリンタがある店舗・本部・制作会社などで、
カウンター背面の大型メニューやファサード看板の電飾用フィルムとして活用可能。
● 巻き取り長30mで、大量のメニュー・POP・看板を一括制作しやすい。
3. 電飾メニューの作り方:デザインから印刷まで
ここでは、Paper & Goods のカット判バックライトフィルム(A3)を使い、
LEDバックライトパネル用の飲食店メニューを自作する基本手順をまとめます。
STEP 1. パネルとサイズを決める
1.既存のLEDパネル・電飾フレームの内寸サイズを確認する
○ A4, A3, A2 など規格サイズであれば、そのまま同じサイズのフィルムを選べます。
2. 新規で購入する場合は、
○ 店内の設置場所(入口、レジ前、壁面など)
○ 照明環境(明るさ)
○ 視認距離(お客様との距離)
を踏まえ、「A3一枚で読めるか」「A2で大きく目立たせるか」を決めます。
STEP 2. デザインデータを作成する
● 推奨ソフト
○ Illustrator / Photoshop
○ Affinity Designer / Photo
○ PowerPoint / Canva などの簡易デザインツールでも可
デザイン上のポイント
1.文字サイズを大きめに
○ 数m離れても読めるよう、主要なメニュー名は24pt以上(A3の場合)を目安に。
2. 写真には明るさとコントラストをしっかりつける
○ バックライトを通すと、紙に印刷したときより全体が明るく・コントラスト高めに見えます。
○ 逆に言えば、写真が暗いと「くすんだ印象」になりがちなので、事前に補正しておくと安心です。
3. ベタ塗り背景は濃くしすぎない
○ 真っ黒に近い背景は、バックライトではムラが目立つことがあります。
○ 濃紺・濃茶など、少し明度を上げた色にすると高級感も出やすいです。
STEP 3. 印刷設定(プリンタドライバ)の調整
Paper & Goods のバックライトフィルムは水性インクジェット対応の乳白PETですが、
一般的なプリンタには「バックライトフィルム」という専用プロファイルがない場合もあります。
その場合は次のような設定が目安です。
● 用紙種類:
○「フォト用紙」「マットフォト用紙」「厚紙」など、インクを多めに吐出できる設定
● 品質:
○ できるだけ「高画質」「きれい」を選択
● 印刷モード:
○ 片面印刷(表印刷タイプである点に注意)
印刷前に、A4サイズなどで試し刷りを行って確認すると失敗が減ります。
● 色味(暗すぎないか、変色していないか)
● 文字のにじみ・線の太り
● 写真のディテール
STEP 4. バックライトフィルムへ本番印刷
1. 用紙の「印刷面」を確認する
○ 商品名に「マット 表印刷タイプ」とある通り、マット側に印刷します。
2.プリンタの用紙トレイ・背面給紙に、1枚ずつ丁寧にセットする
○ PETフィルムはコシがあるため、多枚数を一度にセットすると給紙エラーの原因になりやすいです。
3.本番印刷を実行し、インクが完全に乾燥するまで待つ
○ 顔料インクの場合は比較的早く乾きますが、触ってインクが付かないレベルまで放置するのが安全です。
STEP 5. LEDパネルにセットして完成
● 完全に乾いたバックライトフィルムを、LEDパネルのガイド枠に沿って挿入します。
● パネルの光量を調整し、微調整します
○ 料理写真のハイライトが飛びすぎていないか
○ 文字が眩しすぎて読みにくくないか
4. 自作電飾メニューの品質を上げるポイント
(1) 解像度・データ作成時の注意
● データ解像度は、原寸で300dpi程度が目安です。
例: A3(297×420mm)なら、3508×4961ピクセル前後。
● 低解像度の画像を拡大して使用すると、バックライトで粗さが目立ちやすいため注意が必要です。
(2) 色校正の簡易的なやり方
● 最初は、同じデザインを以下の両方に印刷し、LEDパネルにセットした状態で見え方の違いを比較するとイメージが掴みやすくなります。
○ 通常のマット紙
○バックライトフィルム
● 一度「自店舗用の設定」が決まれば、そのプリンタ・用紙・デザインの組み合わせをテンプレート化しておくと、次回以降のメニュー制作が安定します。
(3) 耐久性・メンテナンス
● PETフィルム自体は耐水性と寸法安定性に優れていますが、インク側の耐光性・耐水性はプリンタとインクの種類に依存します。
● 直射日光が当たるウィンドウ用途では、長期掲出よりも数カ月ごとの差し替えを前提にした運用が現実的です。
● 飲食店では油煙・汚れにさらされやすいため、見栄えを保ちやすくするためのメンテナンスのポイントもおさえておきましょう。
○ LEDパネルの表面(アクリルなど)をこまめに拭き取る
○ フィルム面には強くこすらず、柔らかい布で軽くクリーニング
こんな飲食店様にインクジェット自作が向いています!
インクジェット自作が特に向いている条件
● A4〜A2程度のサイズで、店内用・店頭用のメニューやPOPを作りたい!
● 「日替わり」「週替わり」など、差し替え頻度が高い!
● すでに水性インクジェットプリンタ(複合機含む)を持っている!
● 社内・店内に、簡単なデザイン作業ができるスタッフがいる!
デザインをダウンロードできるツールやアプリも探せばたくさんあります。
外注・ネット印刷が向きやすい条件
● 片側1〜2mを超えるような大型電飾看板
● 長期掲出で、耐候性・耐光性を最大限重視したい案件
● デザイン制作からすべてプロに任せたいケース
多くの小〜中規模飲食店では、以下のようなハイブリッド運用も、コストと機動力のバランスが良いかもしれません。
● 大型ファサード看板 → 看板業者
● 店内メニュー・日替わり・季節限定 → インクジェット自作(+Paper & Goodsのバックライトフィルム)
「Paper & Goods バックライトフィルムを使いこなす!」
Paper & Goods のバックライトフィルムは、サイズのラインナップから見ても段階的な導入がしやすいラインアップになっています。
● 「飲食店メニュー」「店内POP」など、比較的小サイズ〜中サイズ・小ロット用途
● 「A4〜A2」「一般的な水性インクジェット対応」という、オフィスプリンタと家庭用プリンタの境目くらいのサイズ感
まずは、用途によりサイズを使い分けてみて、反応を見て独自のサイズを決めていくのがおすすめです。
例えば、「まずはA3のメニューパネルで試し、反応がよければA2や大型サインに展開していく」など。
● A3シートタイプ「インクジェット用 バックライトフィルム マット 表印刷タイプ 130um A3 20枚」
→ A3 LEDパネルに差し込む飲食店メニュー用に、もっとも使いやすい基本形。
● A2シートタイプ「インクジェット用 バックライトフィルム マット 表印刷タイプ 130um A2 20枚」
→ 店頭のスタンド看板や、壁面のメインメニュー表示用。
● 24インチロールタイプ「IJ用バックライトフィルム 電飾用PETフィルム 130um 610mm×30M 1本 SEY-130FPP」
→ 大判プリンタ環境を持つ本部・制作会社向けに、ファサードサインや大型メニューの大量制作用途。
是非、Paper & Goods のバックライトフィルム(電飾用フィルム) で自由なメニュー・ポスター作りを始めてください!

























