ピクトラン (PICTRAN)
ピクトラン(PICTRAN)より、和紙にインク吸収層をコーティングした「局紙」「バライタ」「マット」、PETフィルムにインク吸収層をコーティングした「ミラー」「シルバーマット」「ヘアライン」をラインナップしています。
ピクトラン局紙とは?福井・越前「局紙」をベースにした写真用和紙
ピクトラン局紙のベースとなっている「局紙(きょくし)」は、日本の伝統的な和紙の一種で、福井県越前市で作られています 。その紙の持つ高い品質安定性から、日本のお札の基本技術となっており、現在でも証券や表彰状などに用いられています 。
写真やイラスト作品を長く美しく保つ土台となる局紙ならではの特徴は以下の通り:
・奥深い生成(きなり)の白さ
・長期にわたり変色しにくい安定性
・折れてもへたりにくい、強いコシ
ピクトラン局紙 は、その越前和紙ベースの高級インクジェット写真用紙 福井県越前市の伝統和紙「局紙」をベースにした、高級インクジェット写真用紙「ピクトラン局紙」です。
日本の紙幣や証券にも使われる局紙の高い品質安定性に、安全な無機多孔質インク受容層を重ねることで、バライタ紙以上の黒濃度と広い階調性を実現した、作品プリントのための写真用和紙です 。
厚さ0.43mm・坪量240g/㎡というしっかりとしたコシと、マットとも光沢とも異なる“絵画的”な表面は、写真展や額装作品にふさわしい存在感を与えてくれます 。
画質の特徴|バライタ紙以上の黒濃度と広い階調性
ピクトラン局紙の表面には、安全な無機多孔質材料からなるインク受容層が設けられています。この層によって、黒の濃度はバライタ紙以上とされ、暗部の締まりとシャドーの階調再現に優れたプリントが得られます
以下のような特長は、写真展や販売用プリントのように「何度も同じクオリティで出力したい」場面で大きな安心につながります。
・暗部までしっかりとした黒が出る
・ハイライトからシャドーまで、なめらかなグラデーション
・乾燥直後と時間経過後の色相・濃度の変化が極めて少ないため、乾燥後の色変化を見越した調整が不要
表面の質感は、一般的なマット紙とも光沢紙とも異なり、絵画作品のような落ち着いた風合いをもたらします 。
風景写真やポートレートはもちろん、イラスト・ドローイングの出力にもよく合う、ファインアート志向のインクジェット用紙です。
ピクトラン局紙仕様・対応プリンター
仕様:・ベース紙:越前和紙「局紙」、ミラー・シルバーマット・ヘアラインは「PETフィルム」
・仕上がり:マットでも光沢でもない、絵画的な中間光沢
・紙厚:0.43mm (PETフィルム品は0.35mm)
・坪量:240g/㎡、(PETフィルム品は0.35mm)
・推奨用途:作品プリント・写真展・額装・高級パンフレット表紙 など
対応プリンター:
・インクジェットプリンター専用
・染料インク・顔料インクの両方に対応
・レーザープリンター・コピー機では使用できません
※紙厚とコシが非常に高いため、プリンターによっては多枚数の自動給紙に不向きな場合があります。給紙が難しいときは以下の方法をお試しください。
・1枚ずつ手差しトレイから給紙する
・少し指で反らしてからセットする
こんな写真・作品におすすめ
・日本の風景・街並み・伝統文化をテーマにした作品・モノクロ写真やコントラストの高い作品
・水彩・インク・鉛筆などのイラストやドローイングのデジタルプリント
・写真展・個展・コンペ提出用の作品プリント
・和のテイストを活かした店舗装飾・インテリアプリント
和紙ベースの写真用紙をお探しの方、一般的な光沢紙では作品の雰囲気が強すぎると感じる方に、特におすすめのインクジェット写真用紙です。
ご購入前の注意点 (印刷面・紙の個性について)
・表面にはわずかな凹凸があり、凹凸のある面が印刷面です 。裏面(より滑らかな面)にも印刷は可能ですが、画質は表面に劣るため、必ず表裏を確認してからご使用ください 。・原料パルプの精製をあえて抑えているため、和紙特有の繊維や小さな点状の混入物が見られる場合があります 。いずれも局紙本来の風合いによるもので、不良ではありません。 ・紙の厚さ・硬さのため、プリンターによっては用紙設定を「厚紙/プロフォト厚手」などに変更する必要があります。
よくある質問(FAQ):ピクトラン局紙編
- どのインクジェットプリンターでも使えますか?
- 一般的な家庭用・業務用インクジェットプリンターでご使用いただけます。染料インク・顔料インクの両方に対応しており、レーザープリンターやコピー機ではご利用いただけません 。紙厚0.43mmと厚手のため、プリンターの仕様によっては手差し給紙を推奨します 。
- どちらの面に印刷すればよいですか?
- 表面にわずかな凹凸がある側が印刷面です 。 滑らかな裏面にも印刷は可能ですが、ピクトラン局紙本来の画質・階調性を活かすため、必ず凹凸のある面をご使用ください。
- 経時変化で色は変わりませんか?
- ピクトラン局紙は、印刷直後と時間経過後の色相・色濃度の変化が極めて少ないことが特徴です 。そのため、乾燥後の色変化を見越した画像調整は基本的に不要とされています。ただし、保存環境(直射日光・高温多湿など)の影響は受けますので、一般的な作品保存の配慮は必要です。
- ICCプロファイルはありますか?
- ピクトランバライタについては、CanonのサイトでICCプロファイルが公開されており、対応プリンターではより正確な色再現が可能です 。局紙についても、お使いのプリンター・ソフトウェアの汎用ファインアート紙設定をベースに、テストプリントで最適値を追い込むことをおすすめします。

























